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ココ・ファーム・ワイナリー (Coco Firm and Winery) について

ココ・ファーム・ワイナリー 足利のワイナリー
ココ・ファーム・ワイナリーは、中学校の特殊学校教員、川田昇氏が、障害ある子供たちを何とかしたとの思いで、1958年に足利市田島の山を購入してぶどう畑を拓いたことに始まる!!
ココ・ファーム・ワイナリー (Coco Firm and Winery) は、1958年に栃木県足利市田島町の山にぶどう畑を拓いたことに始まります。
中学校の特殊学級にて教員を勤める川田昇氏が、障害のある子供たちを何とかしたいとの思いで、山を購入して課外授業で障害のある子供たちと一緒に山を切り拓いていったことがココ・ファームの起源です。
当時の知的障害者は、家族にひっそりと匿われながら、家の隅で養われて暮らしていました。
学校の教室でも、授業に付いていけず、隅の方で寂しくしていた子供が多かったそうです。
特殊学級の教師だった川田昇氏は、黙々と続けられる農作業ならば、きっと障害のある子供たちも活躍できるだろうと考え、足利市田島の山を買い、課外事業の一環として山の開墾に携わらせました。
川田昇氏は、「障害のある子供たちの手のひらは、仕事や勉強をしないので『しわが無い』。開墾の作業をさせると、先ず目の色や表情が変った。楽しそうに山の中を走り、周囲を気にせず大声を上げたりしながら、開墾に従事した。手もみるみる立派な農夫の『しわのある』手に変わった。何よりも、『頼りにされている』ということが彼らに自信と喜びを与えた。」と言っていたそうです。
川田昇氏と障害のある子供たちは、2 年の歳月を経て、勾配が 38 度の急斜面を 3ha 開墾し、マスカットベリーAなどのぶどうの樹を生食用に植えました。
開墾を始めた当初は、たった10人以下の課外授業による“こころみ”は、徐々に大きくなっていきます。
1969年には、知的障害者の更生を目的に「こころみ学園」の設立認可が下り、施設が竣工します。
園生 30 人、職員 9 名によって、ぶどうとシイタケの栽培を中心とする農作業を通じて、園生たちの心身における健康を目指しました。
ココ・ファーム・ワイナリー 足利のワイナリー
生食用ぶどうの市場変化を契機に、「こころみ学園」生徒が誇りの持てる仕事として、1984年からワインの生産を開始!!
一方、日本は高度成長期に入り、ぶどうも味だけでなく、見た目の美しさが求められるようになります。
味わいには自信があるものの不揃いな「こころみ学園」のぶどうは売上が次第に落ちていきます。
そこで、川田昇氏は、ぶどうからワインを造ることを計画します。
「ぶどうの味には自信がある。ただ、『障害者の作ったものだから』という同情だけでは、人は 1 度しか購入しない。しかし、本当に魅力ある物を生み出すことができれば、何度でも購入してくれるだろう。」と言い、また、プロとして園生も誇りを持てる仕事として、自身もお酒が大好きであるということからワイン造りを選んだと言います。
この計画は、「こころみ学園」の父母から共感を呼び、保護者たちの出資により、1980年に「ココ・ファーム・ワイナリー」が設立されます。
行政との折衝を経て、ようやく1984年にワイン醸造の許可が下り、その年の秋からワイン造りが始まりました。
ココ・ファーム 足利のワイナリー
1989年、後に「日本ワイン中興の祖」と言われる米国人醸造家ブルース・ガットラヴ氏を招き、最新の醸造法を導入して大きく飛躍!!
試行錯誤だったココ・ファームのワイン造りは、1989年に米国人醸造家のブルース・ガットラヴ氏をコンサルタントとして招いたことで、大きく飛躍します。
ブルース・ガットラヴ氏は、カリフォルニア大学デイヴィス校で最新の醸造学を学んでワイン造りを志し、カリフォルニアのロバート・モンダヴィなど名だたるワイナリーにて研鑽を積んで、「ナパ・ヴァレー」でワイン・コンサルタントとして働いていました。
後に、「日本ワイン中興の祖」と呼ばれ、多くの「ブルース・チルドレン」と呼ばれる生産者に影響を与える存在となるブルース・ガットラヴ氏は、ココ・ファームの川田昇氏による熱心な勧誘により来日します。
当時、ココ・ファームは、カリフォルニアからぶどうをワイン用に購入していました。
ブルース・ガットラヴ氏は、大学院時代の同級生がココ・ファームにぶどうを販売した縁で、ココ・ファームの川田昇氏から依頼され、ワインの感想を答えると、「ワイン造りの技術を持っている人を迎え入れたい。一緒に仕込んでくれませんか。」と打診されたそうです。
ブルース・ガットラヴ氏は、ココ・ファームに来ると、先ず、ワイン造りの基礎、即ち、ぶどうの完熟、選果、良質なぶどうを別の銘柄にする、カーヴ内を清潔に保つ、清澄剤・補糖・酸化防止剤も最低限とすることを徹底します。
当時、補糖により甘口なワインが主流な中、ココ・ファームでは、補糖しない辛口なワインを生産、はじめは市場でなかなか受け入れられませんでした。
しかし、ブルース・ガットラヴ氏率いるココ・ファームでは、注目されないことを逆手に取り、1991年には甲州種で人工酵母を使わず、野生酵母のみの発酵を実施し、無濾過や亜硫酸を使用しない最先端な醸造法をどんどん取り入れていきます。
転機は、2000年、「九州・沖縄サミットの晩餐会」にココ・ファームのワインが採用されたことです。
サミットの晩餐会に採用されたことで注目が高まり、ココ・ファームのワインを実際に飲んだ方々の口込みで評判となり、生産されるワインも市場で受け入れられるようになりました。
なお、ブルース・ガットラヴ氏は、1999年からココ・ファームの取締役に就任、現在は、ココ・ファームに取締役として籍を置きながら、日本で知り合った妻の亮子さんと「10R ワイナリー」を北海道岩見沢市に開設して運営、新たな挑戦を始めています。
ココ・ファームのワイン
自社のぶどう畑は、足利市・佐野市にて、6 ha に拡大、自社のぶどうと北海道・山形の契約先からのぶどうから優れたワインを生産!!
また、ココ・ファームは、足利市田島の急斜面、現在「マンサン」と呼ばれるぶどう畑を開墾した後、醸造所の開設前後を境に徐々に自社のぶどう畑を拡大していきます。
1982年に隣町である佐野市赤見の土地を開墾して「赤見葡萄園」とし、1986年に足利市田島にて最初に開墾した畑の上部斜面を開墾して「開拓園」として拡大します。
1999年には「田島川右岸」をぶどう畑として開墾、2001年に「こころみ学園」の南側を開墾して「フリゼ・ヴィンヤード」と名付け、2011年には、その東側の丘陵地上部を開墾して「テラス・ヴィンヤード」と名付けました。
現在、足利市と佐野市にある自社のぶどう畑は、約 6 ha に拡大しています。
また、北海道の岩見沢市・余市町、山形県の上山市に契約農家があり、自社畑及び契約畑のぶどうを用いてワインを造っています。
ココ・ファームのワイン
「ぶどうがなりたいワインになれるよう」、ぶどうの声に耳を澄ませ、その持ち味を引き出すことに注力!!
化学肥料・除草剤不使用、瓶内二次発酵によるスパークリングワイン造り、野生酵母による発酵、「ジェノバ・ダブル・カーテン仕立て」の採用など、日本の気候・風土に合わせながらワインの品質向上を図る!!
ココ・ファームのワイン造りの基本姿勢は「ぶどうがなりたいワインになれるよう」というものです。
ぶどうの声に耳を澄ませ、その持ち味を引き出すことに注力しています。
ココ・ファームの自社畑では、ぶどうの植樹、枝拾い、堆肥の散布、ぶどうの収穫、醸造作業、カーヴ内での動瓶などもすべて「こころみ学園」の生徒たちが手作業で行っています。
勾配が 38 度に達するぶどう畑は、ブルース・ガットラヴ氏と親交のある著名なワイン・コンサルタントのリチャード・スマート氏の助言を採用し、「ジェノバ・ダブル・カーテン仕立て」を採用しています。
「ジェノバ・ダブル・カーテン仕立て」の採用により、急斜面で十分な日光を取り入れることを可能とし、ぶどう棚の位置を作業する「こころみ学園」の園生たちの目線と同じ高い位置に保って作業性を高めながら、地面からの湿気からぶどう果実を遠ざけることで、果実の凝縮度を高めています。
1958年に開墾された、田島にある醸造所正面のぶどう畑は、開墾以来、化学肥料や除草剤が撒かれたことがありません。
急斜面により、機械化が難しいこと、化学肥料や除草剤を撒いてしまっては、「こころみ学園」の生徒たちの仕事がなくなってしまうことが当初の理由でしたが、結果的にテロワールを重視し、土地やぶどうの持つ本来の自然な味わいを引き出すことに繋がりました。
また、ココ・ファームは、醸造に野生酵母を用いて自然な発酵を心掛けています。
培養酵母は、一定水準の良質なワインを安定して造るのに適するものの、味わいが画一的になりがちです。
一方、野生酵母は、発酵の程度や時間が不安定になるものの、様々な種類の自然酵母が発酵を促す為、味わいの複雑さや奥深さ、意外性が増すという利点があり、ワイン造りの効率性よりも、味わいを重視して、野生酵母を用いています。
また、完熟果実と厳しい選果より、ワインに用いるぶどう品質を高めることで、酸化防止剤の使用を最小限に抑えています。
発酵は、8,500 kl のステンレスタンクを用い、ワイナリー横に掘削したカーヴで、赤ワインは 1.5 年、白ワインは、半年ほど寝かせて出荷されます。
スパークリングワインは、シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵方式を採用し、手間のかかる動瓶、澱抜き (デゴルジュマン)、コルク打ちは、手作業で「こころみ学園」の生徒たちが行っています。
ココ・ファームの家族
気候・風土に最適なぶどう品種を追求した結果、自社畑に国際品種は無く、リースリング・リオン、プティ・マンサンなどの固有品種が植えられている!!
ココ・ファームの自社畑では、シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨン、ピノ・ノワールなどの国際品種は栽培されていません。
多雨・高温な足利の気候に合わず、これら国際品種は植えたものの上手く育たなかったそうです。
そこで、ココ・ファームは、世界各地を回り、足利の気候に合うぶどうを探しました。
例えば、醸造所の正面に広がる急斜面「開拓園」と「マルサン」には、日本固有種の「マスカットベリーA」、リースリングと甲州三尺をかけあせた日本固有種の「リースリング・リオン」、米国ミズーリ州固有種の「ノートン」、スペイン、リアス・バイシャス地方原産の「アルバリーニョ」、フランス南西地方固有種の「プティ・マンサン」が植えられ、何れも国際品種ではありません。
他の自社畑では、フランスのジュランソン地区固有種の「タナ」などの珍しい品種も植えられ、ワイナリーによる最適品種の探求を窺い知ることができます。
ココ・ファームが栽培するぶどう品種で、とりわけ特筆すべきは、「プティ・マンサン」「リースリング・リオン」です。
「プティ・マンサン」は、原産地のフランス南西地方で栽培すると、いきいきとした強い酸が特徴のワインとなりますが、酷暑の足利で栽培すると酸は穏やかに、糖度は高く、調和のとれた味わいの白ワインが出来上がり、別物のワインになります。
実際、「プティ・マンサン」の株を分けてくれた、フランス南西地方のドメーヌの方がお越しになり、ワインを試飲、全く別の味わいを示す「プティ・マンサン」の味わいに驚き、(自分のワインが売れなくなるから)「ワインを造らないでくれ。」とユーモアを交えて喜ばれたそうです。
「リースリング・リオン」は、「マスカットベリーA」と共に、足利市田島の「開拓園」上部に植えられ、ワイナリーのフラグシップと言える「のぼ ブリュット」に用いられます。
「こころみ学園」の生徒たちと膨大な時間と手間をかけて造られる瓶内二次発酵のスパークリングワインは、きめ細かい泡とクリーミーな舌触り、カリン・クチナシのような香りにほんのりと酵母の甘い穏やかな香りが漂う上質なワインの原料となります。
名前の由来は、「陽はまた昇る美しき泡立ち昇る」の「のぼ」、「新たに」「再び」を意味するラテン語の「 la novo 」、また「こころみ学園」をはじめた川田昇氏の幼少期の愛称「のぼ」から付けたものです。
実際、「リースリング・リオン」が植えられた「開拓園」上部は、北関東の山々と関東平野を一望する素晴らしい眺望を誇り、「陽はまた昇る」太陽からの光を十分に確保できる絶好条件の区画です。
ココ・ファームの景色

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