パトリック・ジャヴィリエ ムルソー キュヴェ・テット・ド・ミュルジェ 2009年 について
村名ムルソーにも「レ・クルゾ」と「テット・ド・ミュルジェ」という2つのキュヴェがあり、テット・ド・ムルジェは1996年から登場したキュヴェ。
「テット・ド・ミュルジェ」は石切り場の下にある東向き斜面のカス・テットと、ヴォルネイ寄りで西向き斜面のミュルジェ・ド・モンテリーとのアッサンブラージュ。
ミネラリーな前者と厚みのある後者が融合し、非常にバランスの優れたムルソーに仕上がっている。性格の異なる区画同士の組み合わせが、独特のバランスと複雑味を生み出します。
パトリック・ジャヴィリエのワインは、新樽率も適度で樽香は程よく、非常にバランスが取れ、スタイリッシュなムルソーです。
平均樹齢30年。
「テット・ド・ミュルジェ」は石切り場の下にある東向き斜面のカス・テットと、ヴォルネイ寄りで西向き斜面のミュルジェ・ド・モンテリーとのアッサンブラージュ。
ミネラリーな前者と厚みのある後者が融合し、非常にバランスの優れたムルソーに仕上がっている。性格の異なる区画同士の組み合わせが、独特のバランスと複雑味を生み出します。
パトリック・ジャヴィリエのワインは、新樽率も適度で樽香は程よく、非常にバランスが取れ、スタイリッシュなムルソーです。
平均樹齢30年。
タイプ 白ワイン 辛口
生産地 フランス ブルゴーニュ
コート・ド・ボーヌ
ムルソー
品種 シャルドネ 100%
容量 750ml
格付 A.O.C. ムルソー
生産地 フランス ブルゴーニュ
コート・ド・ボーヌ
ムルソー
品種 シャルドネ 100%
容量 750ml
格付 A.O.C. ムルソー
パトリック・ジャヴィリエ (Patrick Javillier)
パトリック・ジャヴィリエは、小栽培農家から始まり、自ら醸造に取り組み規模を拡大した努力家!!
パトリック・ジャヴィリエ (Patrick Javillier) は、ムルソー (Meursault) に代々続く小栽培農家が起源です。
ジャヴィリエ (Javillier) 家はムルソーで何代も続くぶどう栽培農家の家系でしたが、所有するぶどう畑の面積は小さく、パトリック・ジャヴィリエ (Patrick Javillier) 氏の父、レイモン・ジャヴィリエ (Raymond Javillier) が、ドメーヌを設立した第二次世界大戦直後の 1945 年において、僅か 2 ha のムルソーにあるぶどう畑のみの小規模生産者でした。
レイモン・ジャヴィリエは、ワインの生産規模が小さいため、農作業の傍らワインの仲買人を兼業していました。
ジャヴィリエ (Javillier) 家はムルソーで何代も続くぶどう栽培農家の家系でしたが、所有するぶどう畑の面積は小さく、パトリック・ジャヴィリエ (Patrick Javillier) 氏の父、レイモン・ジャヴィリエ (Raymond Javillier) が、ドメーヌを設立した第二次世界大戦直後の 1945 年において、僅か 2 ha のムルソーにあるぶどう畑のみの小規模生産者でした。
レイモン・ジャヴィリエは、ワインの生産規模が小さいため、農作業の傍らワインの仲買人を兼業していました。
パトリック・ジャヴィリエ氏は、 1973 年にディジョンの大学で醸造学のディプロマを取得し、翌 1974 年には、ドメーヌを継承、初めて自分の責任のもと、収穫、醸造を開始しました。
その後、パトリック・ジャヴィリエ氏は、 1980 年代 〜 1990 年代初頭にかけて、新しいぶどう畑を取得、また、自ら醸造を手掛けつつ、妻の実家の畑も賃貸耕作し、勤勉にワイン造りに取り組み、努力しながらドメーヌの規模を拡大していきました。
その後、パトリック・ジャヴィリエ氏は、 1980 年代 〜 1990 年代初頭にかけて、新しいぶどう畑を取得、また、自ら醸造を手掛けつつ、妻の実家の畑も賃貸耕作し、勤勉にワイン造りに取り組み、努力しながらドメーヌの規模を拡大していきました。
ムルソー、ピュリニー・モンラッシェ、ポマール、特級畑コルトン・シャルルマーニュを所有、今やトップ・ドメーヌに比肩!!
パトリック・ジャヴィリエは、現在、ドメーヌの所在するムルソーはもちろん、ピュリニー・モンラッシェ (Puligny-Montrached)、ポマール (Pommard)、そして、グラン・クリュ (Grand Cru, 特級畑) のコルトン・シャルルマーニュ (Corton Charlemagne) など、11 ha のぶどう畑を所有するまでに成長しています。
これらの自家所有するぶどう畑に加え、妻の実家から、ペルナン・ヴェルジュレス (Pernand-Vergelesses)、アロース・コルトン (Aloxe-Corton) を賃借耕作、今や、ドメーヌの規模において、ブルゴーニュのトップ・ドメーヌに比肩する造り手です。
これらの自家所有するぶどう畑に加え、妻の実家から、ペルナン・ヴェルジュレス (Pernand-Vergelesses)、アロース・コルトン (Aloxe-Corton) を賃借耕作、今や、ドメーヌの規模において、ブルゴーニュのトップ・ドメーヌに比肩する造り手です。
パトリック・ジャヴィリエのワインで注目したいワインは、「キュヴェ・オリゴセーヌ」及び「キュヴェ・デ・フォルジェ」と名付けられた 2 種類のムルソー村のぶどうを用いて造られる「ブルゴーニュ・ブラン」です。
「キュヴェ・オリゴセーヌ」は、ピュリニー・モンラッシェ (Puligny-Montrachet) 寄りにある、ムルソー村の村名格付けと広域格付けに跨る「レ・ペラン」 (Les Pellans) からのワインであり、美しいミネラルが際立つワインです。
「キュヴェ・デ・フォルジェ」は、ヴォルネイ寄りのムルソー村の広域格付け区画である「レ・エルヴー」 (Les Herbeux) と「レ・ヴォー」 (Les Vaux) からのワインであり、リッチな果実味が特徴のワインです。
「キュヴェ・オリゴセーヌ」は、ピュリニー・モンラッシェ (Puligny-Montrachet) 寄りにある、ムルソー村の村名格付けと広域格付けに跨る「レ・ペラン」 (Les Pellans) からのワインであり、美しいミネラルが際立つワインです。
「キュヴェ・デ・フォルジェ」は、ヴォルネイ寄りのムルソー村の広域格付け区画である「レ・エルヴー」 (Les Herbeux) と「レ・ヴォー」 (Les Vaux) からのワインであり、リッチな果実味が特徴のワインです。
村名格付けのムルソーにも、2 つのキュヴェである「レ・クルゾ」と「テット・ド・ミュルジェ」があります。
「レ・クレゾ」は、ムルソーの丘陵部、頂上直下にある区画「レ・クルー」 (Les Clous) とプルミエ・クリュ (1er Cru, 一級畑) 「ポリュゾ」 (Porusots) の下に位置する「レ・クロト」 (Les Crotots) のブレンド・ワインです。
「テット・ド・ミュルジェ」は石切り場の下にある東向き斜面の「レ・カス・テット」 (Les Casses-Tetes) と、ヴォルネイ寄りで西向き斜面の「ミュルジェ・ド・モンテリー」 (Murger Momnthelie) とのアッサンブラージュ・ワインであり、性格の異なる区画同士の組み合わせが、独特のバランスと複雑味を持つワインを生み出します。
「レ・クレゾ」は、ムルソーの丘陵部、頂上直下にある区画「レ・クルー」 (Les Clous) とプルミエ・クリュ (1er Cru, 一級畑) 「ポリュゾ」 (Porusots) の下に位置する「レ・クロト」 (Les Crotots) のブレンド・ワインです。
「テット・ド・ミュルジェ」は石切り場の下にある東向き斜面の「レ・カス・テット」 (Les Casses-Tetes) と、ヴォルネイ寄りで西向き斜面の「ミュルジェ・ド・モンテリー」 (Murger Momnthelie) とのアッサンブラージュ・ワインであり、性格の異なる区画同士の組み合わせが、独特のバランスと複雑味を持つワインを生み出します。
パトリック・ジャヴィリエは、長女のマリオン、次女の夫であるピエールが加わり、次世代も楽しみな生産者!!
パトリック・ジャヴィリエの赤ワイン醸造に関しては、2008 年から、娘のマリオン・ジャヴィリエ (Marion Javillier) 女史が全責任を負っています。
赤ワインの造りで特徴的なのは、ピジャージュを行わず、もっぱらルモンタージュで優しい抽出をすることです。
さらに、2009年よりマリオン・ジャヴィリエ女史の発案で、さらに優しいデレスタージュをアルコール発酵の終わりに行うようになりました。
また、2011 年には、マリオン・ジャヴィリエ女史の妹、ローレーヌ・ジャヴィリエ (Laurene Javillier) 女史の夫であるピエール・エマニュエル・ラミー (Pierre-Emmanuel Lamy) 氏がドメーヌに加わり、パトリック・ジャヴィリエ氏と共に、白ワインの畑作業と醸造工程を担当しています。
赤ワインの造りで特徴的なのは、ピジャージュを行わず、もっぱらルモンタージュで優しい抽出をすることです。
さらに、2009年よりマリオン・ジャヴィリエ女史の発案で、さらに優しいデレスタージュをアルコール発酵の終わりに行うようになりました。
また、2011 年には、マリオン・ジャヴィリエ女史の妹、ローレーヌ・ジャヴィリエ (Laurene Javillier) 女史の夫であるピエール・エマニュエル・ラミー (Pierre-Emmanuel Lamy) 氏がドメーヌに加わり、パトリック・ジャヴィリエ氏と共に、白ワインの畑作業と醸造工程を担当しています。
マリオン・ジャヴィリエの造るワインは、新樽率も適度で樽香がくどいこともなく、非常にバランスのとれたワインであり、若いうちから楽しめる、スタイリッシュなワインとして人気があります。
ワイン造りのノウハウは、着実に伝承が進んでおり、次世代の造るワインについても楽しみな造り手です。
ワイン造りのノウハウは、着実に伝承が進んでおり、次世代の造るワインについても楽しみな造り手です。