ジュリアン・クライン ハーネンベルグ ピノ・ノワール 2020年 について
シルヴァン・パタイユに学び、独自にドメーヌを立ち上げたヴィニュロン、ジュリアン・クライン。
畑のぶどう樹の1本1本まで、カーヴの隅々まで意識を行き届かせて造る、細密画のように精緻で複雑さを極めたワインであり、熟成への高いポテンシャルを持つワインです。
畑のぶどう樹の1本1本まで、カーヴの隅々まで意識を行き届かせて造る、細密画のように精緻で複雑さを極めたワインであり、熟成への高いポテンシャルを持つワインです。
コルマール市から北へ20km、バ・ランの最南部に位置するキンツハイム村にある6つの区画に、2021年に新たにグラン・クリュが加わりました。キンツハイム村には花崗岩、砂岩、石灰岩、片麻岩と4つの土壌があり、それらの特徴を表現するべく区画ごとにワインを醸造しています。
ピノ・ノワールはキンツハイム村のリウ・ディ「ハーネンベルグ」より。ハーネンベルグは、石灰岩の母岩の上に、山から崩れ落ちてきた砂岩が堆積した土壌。ジュリアンの祖父が1958年に植えた古木のピノ・ノワール。
ヴォーヌ・ロマネを思わせる味わい。艶やかで重心が低め。赤い果実とスパイスの風味、果実味はジューシーで豊か、繊細なタンニンを感じます。
師匠のシルヴァン・パタイユからはブドウ栽培の重要性を学ぶ。ワインの醸造は非介入を理念とし、醸造において一切添加物は加えません。自生酵母による自然発酵で、亜硫酸は瓶詰時に10ml/Lと極少量のみ、そしてマロラクティック発酵も自然に起こります。
再発酵のリスクを避けるため、やや甘口のゲヴュルツトラミネール以外は、全てのワインは残糖2mg以下の辛口です。
ピノ・ノワール100%。キンツハイム村のハーネンベルグの区画に0.35ha。泥灰土質、石灰質、花崗岩質土壌。
平均樹齢40年のVV。収量は40hl/ha。除梗しない(全房発酵)。
ステンレスタンクでアルコール発酵後、228リットルの樽でマロラクティック発酵し、12ヶ月間熟成。ビン詰め時にのみ極少量のSO2を使用。残糖は0.83g/l。
ピノ・ノワールはキンツハイム村のリウ・ディ「ハーネンベルグ」より。ハーネンベルグは、石灰岩の母岩の上に、山から崩れ落ちてきた砂岩が堆積した土壌。ジュリアンの祖父が1958年に植えた古木のピノ・ノワール。
ヴォーヌ・ロマネを思わせる味わい。艶やかで重心が低め。赤い果実とスパイスの風味、果実味はジューシーで豊か、繊細なタンニンを感じます。
師匠のシルヴァン・パタイユからはブドウ栽培の重要性を学ぶ。ワインの醸造は非介入を理念とし、醸造において一切添加物は加えません。自生酵母による自然発酵で、亜硫酸は瓶詰時に10ml/Lと極少量のみ、そしてマロラクティック発酵も自然に起こります。
再発酵のリスクを避けるため、やや甘口のゲヴュルツトラミネール以外は、全てのワインは残糖2mg以下の辛口です。
ピノ・ノワール100%。キンツハイム村のハーネンベルグの区画に0.35ha。泥灰土質、石灰質、花崗岩質土壌。
平均樹齢40年のVV。収量は40hl/ha。除梗しない(全房発酵)。
ステンレスタンクでアルコール発酵後、228リットルの樽でマロラクティック発酵し、12ヶ月間熟成。ビン詰め時にのみ極少量のSO2を使用。残糖は0.83g/l。
タイプ 赤ワイン ミディアムボディ
生産地 フランス アルザス
品種 ピノ・ノワール 100%
農法 ビオロジック
容量 750ml
格付 A.O.C. アルザス
生産地 フランス アルザス
品種 ピノ・ノワール 100%
農法 ビオロジック
容量 750ml
格付 A.O.C. アルザス
ジュリアン・クライン (Julien Klein)
ジュリアン・クライン (Julien Klein) は、アルザス (Alsace) のキンツハイム (Kinzheim) にて、2017 年に自身の名前を冠したドメーヌを興した叩き上げの新星です。
ジュリアン・クラインの初ヴィンテージは、2017 年と最近のことですが、ビオロジック農法を導入したぶどう畑から、キンツハイムのテロワールを美しく表現した上質なワインを生産し、初ヴィンテージのリリース直後から注目を集めています。
ジュリアン・クラインの初ヴィンテージは、2017 年と最近のことですが、ビオロジック農法を導入したぶどう畑から、キンツハイムのテロワールを美しく表現した上質なワインを生産し、初ヴィンテージのリリース直後から注目を集めています。
ジュリアン・クラインの醸造施設は、両親の家屋を一部改装したもの、熟成庫は、かつての牛舎という簡素なものです。
ジュリアン・クライン氏は、「専業ドメーヌとしてはアルザスで一番小さいドメーヌかもしれませんね。でもだからこそ、畑のぶどう樹の 1 本 1 本まで、カーヴの隅々まで、私の意識が行き届きます。清潔保持はもちろん、高度な観察力と注意力が求められる自然派ワイン造りにおいて、小さいことは大きな利点となります。」と言い、自身の理想とするワイン造りの探求を進めています。
ジュリアン・クライン氏は、「専業ドメーヌとしてはアルザスで一番小さいドメーヌかもしれませんね。でもだからこそ、畑のぶどう樹の 1 本 1 本まで、カーヴの隅々まで、私の意識が行き届きます。清潔保持はもちろん、高度な観察力と注意力が求められる自然派ワイン造りにおいて、小さいことは大きな利点となります。」と言い、自身の理想とするワイン造りの探求を進めています。
ジュリアン・クライン氏は、1950 年以来、アルザスのキンツハイム村にて 3 世代に渡ってぶどう栽培を営んできた家族の次男として生まれました。
幼い頃から家業であるぶどう栽培にどっぷりと浸かっていたジュリアン・クライン氏は、長年にわたって、季節のリズムに合わせてぶどう畑で働くことに愛着と喜びを感じていました。
幼い頃から家業であるぶどう栽培にどっぷりと浸かっていたジュリアン・クライン氏は、長年にわたって、季節のリズムに合わせてぶどう畑で働くことに愛着と喜びを感じていました。
ジュリアン・クライン氏は、ボーヌの醸造学校で学んだ後、2006 年にメゾン「フェルナン・アンジェル」に入社して畑仕事に従事する傍ら、同年にグルデンタルという、僅か 0.07 ha の小さな区画を取得、ぶどう樹からボトルまで自分でワインを造る計画を立てました。
ジュリアン・クライン氏は、2008 年以降、少しずつぶどう畑を買い足し、実家のぶどう畑の一部を譲り受け、ぶどう畑を拡大していきます。
また、ジュリアン・クライン氏は、取得した自身のぶどう畑に農薬を一切使用せず、全てのぶどう畑を有機栽培に転換しながら、同時に、質の高いぶどうを収穫するために、高い植栽密度、短い剪定、そして最適な成熟度の探求を進めていきます。
ジュリアン・クライン氏は、2008 年以降、少しずつぶどう畑を買い足し、実家のぶどう畑の一部を譲り受け、ぶどう畑を拡大していきます。
また、ジュリアン・クライン氏は、取得した自身のぶどう畑に農薬を一切使用せず、全てのぶどう畑を有機栽培に転換しながら、同時に、質の高いぶどうを収穫するために、高い植栽密度、短い剪定、そして最適な成熟度の探求を進めていきます。
2015 年にメゾン「フェルナン・アンジェル」を退社、ブルゴーニュ・マルサネ (Marsannay) 村のシルヴァン・パタイユ (Sylvain Pataille) に師事、自然派ワインのマエストロから栽培と醸造の極意を授かりました。
そして、2017 年、ジュリアン・クライン氏は、思い切ってワイン協同組合へのぶどう販売を止め、遂に長年の目標であった自身のドメーヌを設立、独立したワイン生産者として、現在では、2.3 ha に達したぶどう畑にて、新たな冒険を始めています。
そして、2017 年、ジュリアン・クライン氏は、思い切ってワイン協同組合へのぶどう販売を止め、遂に長年の目標であった自身のドメーヌを設立、独立したワイン生産者として、現在では、2.3 ha に達したぶどう畑にて、新たな冒険を始めています。
ジュリアン・クライン氏は、ドメーヌをひとりで運営しており、「ほとんどの時間は畑にいるので、販売にまったく手が回りません。」と言います。
しかし、たまたま彼のワインを飲んで驚愕した地元のミシュラン星付きレストランのソムリエさん発の口コミで一気にオンリストの波が広がるなど、営業活動をする必要もなさそうです。
しかし、たまたま彼のワインを飲んで驚愕した地元のミシュラン星付きレストランのソムリエさん発の口コミで一気にオンリストの波が広がるなど、営業活動をする必要もなさそうです。
ジュリアン・クライン氏は、「醸造は師事したシルヴァン・パタイユにて学んだことをベースとしてミニマムに行っています。除梗も、酵母添加も、添加物も、清澄もなにもなしです。SO2 は瓶詰時に 10 g/l ほど添加しているのみです。」と言い、自然なワイン造りを心掛けています。
また、「私自身が、本当に飲みたいと思うワインを造りたいです。それは、細密画のように精緻で複雑さを極めたワインであり、熟成への高いポテンシャルを持つワインです。」と語り、ジュリアン・クライン氏は、理想とするワイン造りを目指して研鑽と探求を怠らず、今後、大きな飛躍を期待することのできるアルザスの生産者です。