ブルゴーニュの自然派ワイン (Natural Wine, Bourgogne)

ブルゴーニュの生産者は、早くから有機農法に着目し、実際にビオディナミ、ビオロジック、リュット・レゾネなどを導入している生産者が多い地域です。
とりわけ、ルフレーヴ (Leflaive) は、世界で最も厳格なビオディナミ農法を実践していると言われ、ビオディナミへの転換を契機に、ワインの品質が大幅に向上したと言われています。
また、ルロワ (Leroy) は、DRC 社のオーナーだった 1980 年代にブルゴーニュ・ワインの質的な変化に気が付き「ぶどう畑が痩せてきているのでは」との疑問を抱き、自らドメーヌを立ち上げ、自分のドメーヌのぶどう畑にビオディナミ農法を導入して、次々に傑出したワインを生み出していきます。
ルフレーヴとルロワのビオディナミ農法導入後の成功もあり、ブルゴーニュでは、DRC社のビオディナミ農法への転換を代表例に、多くの造り手が、各種の有機農法を取り入れ、ぶどう樹の根を大地にしっかりと育たせ、テロワールの魅力や特徴をワインに表現することを探求しています。