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シャルトーニュ・タイエ (Chartogne Taillet)

シャルトーニュ・タイエ (Chartogne Taillet)
シャルトーニュ・タイエは、かつてグラン・クリュ格付けとされていたメルフィの魅力と可能性を確信し、ぶどう畑の区画ごとに異なる魅力や個性を表現する卓越したシャンパーニュを生み出す極めて長い歴史を持つ生産者。
シャルトーニュ・タイエ (Chartogne Taillet) は、シャンパーニュ地方、ランス (Reims) の北西にあるモンターニュ・ド・ランス (Montagne de Reims) 地区のメルフィ (Merfy) にて、1960 年代に設立されたレコルタン・マニピュラン (Recoltant Manipulant, 自家栽培醸造家) の家族経営メゾンです。
シャルトーニュ・タイエは、ぶどう栽培農家として、極めて長い歴史を持ち、1490 年にニコラ・タイエ氏がぶどう栽培を開始し、1540 年にフィアクル・タイエ氏が続き、ぶどう栽培農家としての基礎を築き上げました。
1700 年には、博識でありワイン醸造家であった二代目のフィアクル・タイエ氏が、回想録を著し、ワイン醸造家としての人生、村、家族、そして自身の職業における重要な出来事を綴った回想録が現存しています。
シャルトーニュ・タイエ家は、フィアクル・タイエ氏の回想録をはじめ、ワイン造りについて代々受け継がれた技術・出来事・取り組みなどを参考に卓越したシャパーニュを生み出し、また、今もなお当主自身が書き記して承継し続けているなど、ぶどう栽培やワイン醸造に関することを書き記して後世に伝えています。
シャルトーニュ・タイエは、1960 年代から自らメゾンを設立して、メゾンとしてのシャンパーニュ造りを開始しました。
シャルトーニュ・タイエは、樹齢の高い区画を尊重し、収量を大幅に制限して、収穫時には厳密な選果を行って区画ごとに醸造を行うなど、テロワールを尊重したワイン造りにより、質の高いシャンパーニュを生みだし、国内外にて非常に高い評価を受けています。
シャルトーニュ・タイエ (Chartogne Taillet)
シャルトーニュ・タイエは、11 ha のぶどう畑を所有しており、2006 年にアレクサンドル・シャルトーニュ氏が当主を承継し、メゾンを率いています。
シャルトーニュ・タイエのメゾンとぶどう畑が所在するメルフィは、現在でこそ知名度は低いものの、18 世紀には、ヴェルズネイやアイなど現在のグラン・クリュ (Grand Cru) の村と同等の最高ランクの価格でぶどうが取引されていたという歴史を持ち、生産されるぶどうの品質が高い土地です。
メルフィは、砂質をベースとした土壌のおかげで、フィロキセラの被害もそれほど大きくなかったものの、ランスやモンターニュ・ド・ランスの村々を一望できる高台にあることから、20 世紀の 2 回の世界大戦では戦略的要地とされ、ぶどう畑は徹底的に破壊されてしまいました。
1950 年代にようやくぶどう畑が再建され始めたものの、かつての栄光とシャパーニュ造りの技や伝統がすっかり途絶えてしまいました。
アレクサンドル・シャルトーニュ氏は、メルフィのシャンパーニュの力を取り戻そうと考えています。
アレクサンドル・シャルトーニュ氏は、メルフィの利点を「土壌の多様性」にあると考え、過去に同等評価されていたグラン・クリュの村の土壌がほぼ粘土とチョークで構成されているのに対し、メルフィは砂質を主体に、海抜によって砂岩、粘土、石灰と様々なタイプの土壌が混ざり合い、チョークの下層土を厚く覆っていることに着目して、ワイン造りを行っています。
異なる各ぶどう畑からのシャンパーニュをブレンドする、単一畑からのぶどうのみで醸造してシャンパーニュを造るなど、ぶどう畑の区画毎に異なる個性と魅力を最大限に引き出すことに注力しています。
また、アレクサンドル・シャルトーニュ氏は、メルフィにて生産されるぶどうの品質が高いことについて、歴史的根拠が確かで、同じ村でもブルゴーニュのように区画ごとのテロワールがこれほど多様な土地は滅多にないと言い、メルフィが持つテロワールの魅力と可能性を確信しています。
シャルトーニュ・タイエ (Chartogne Taillet)
アレクサンドル・シャルトーニュ氏は、先人の経験と記録にもヒントを求めています。
ヴィンテージの出来やブドウの取引について、18 世紀の初めから代々絶えることなく綴られていたシャルトーニュ・タイエ家当主の日記から優れた畑を割り出し、古い文献から昔のメルフィではぶどうの樹 1 本につき 4 房までしか実をつけさせなかったことを知り、現在では普通 20 房もの実を得るところを最大でもその半分以下に収量を抑えました。
さらに、自根で密植されていた当時のスタイルの畑も復活させ、他にも日当たりを良くしてぶどうの熟度と糖度をあげるため、他の生産者の畑より 30 cm 長くぶどうの枝を切り、ベースワインの発酵には畑の土壌によってステンレス・タンク、タマゴ型のコンクリートタンク、バリックを使い分けるなど様々な工夫を凝らしています。
細かな違いがひとつひとつ積み重ねられたアレクサンドル・シャルトーニュ氏のワインは、先代の頃に増してミネラル感豊かで土地のエネルギーに溢れています。
テロワール追求の集大成ともいえる単一畑のシャンパーニュは国内外の評価誌から大きな関心を集めており、「1983 年生まれの探究心の塊のようなこの若者に世界中から熱い注目が注がれています。」
(輸入元、フィラディス)
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